ソーシャルエンタメ的事例の第一回目、Case File#1として取り上げるのは、記憶にも新しい嵐の二宮和也さん主演の「プラチナデータ」について。
「プラチナデータ」は、2013年3月16日に公開された、東野圭吾さん原作によるDNAをテーマにしたSFサスペンス映画です。 いきなり「はい~ざんねん~」とかのタイトルにしてしまって、申し訳ないです。
「東野圭吾×二宮和也×豊川悦司」となれば、超話題作になることは必然。 残念なのは、もちろん映画の内容のことではなく、ソーシャルエンタメ的ということですので、念のため。 さて、この作品がソーシャルエンタメ的にどのようにプロモーションが行われていたか、軽く分析していきましょう。
プラチナデータの公式サイトのトップページ左側に、Twitter公式アカウント 映画「プラチナデータ」 @platina_movie へのリンクが張られています。
映画のプロモーションにTwitter公式アカウントを使用するのは、もはやオーソドックスなスタイル。
ちなみに、同じ東野圭吾作品で、ただいま絶賛公開中、映画「真夏の方程式」(2013年6月29日公開)
は、特にソーシャルエンタメ的プロモーションは行ってないもようです。 2013年4月クールのドラマ「ガリレオ」については、「ガリレオ公式Twitter @galileo_staff
(フォロワー数 9,706 (2013/7/25現在))」と、今ではすでにクローズされている「ガリレオ公式Facebook」との二本立てでプロモーションが行われていました。
ドラマ「ガリレオ」の公式サイトからリンクされているのは公式Facebookのみでしたので、きっと、TwitterよりFacebookをメインに考えてプロモーションを行っていたのでしょう。 ガリレオ公式FacebookのLike数は、もはやすでにクローズされているので、今となっては不確かですが、ドラマ最終あたりでは、公式Twitterアカウントのフォロワー数を超えて、軽く10,000 は行っていたと記憶しています、おそらく、、、私の記憶が確かならば、、、そして、Facebook上にどんな内容がアップされていたのか、今となっては、まったく記憶に残っておりません。。。割と見ていたはずなのですが。。。
話が逸れてしまいました。TVドラマや映画によってプロモーションの形態は様々ですよ、ということをお伝えしたかったのです。 ソーシャルエンタメ的な力に頼らず「真っ向勝負」から、「両刀使い」まで、プロモーション形態は作品によってそれぞれ様々。
では、プラチナデータの話に戻り、映画「プラチナデータ」公式Twitterアカウント @platina_movie を追跡していきましょう。
映画「プラチナデータ」公式Twitterアカウント @platina_movie 追跡データ
2012年12月25日(火) :
映画「プラチナデータ」公式Twitterアカウント 初ツイート!
某・伝説のアカウントを見習い、ユーザー名は @platina_movie
クリスマスにアカウント開設・ツイート開始って、きっと何かの狙いがあったのでしょう。
2013年1月1日(火) :
映画「プラチナデータ」公式Twitterアカウント 3ツイート目。
某・伝説のアカウントを見習い、ハッシュタグとしては #platina_movie を使用することをそれとなく宣言。
2013年1月17日(木) :
いきなりの、ハッシュタグ #神樂龍平 宣言! #platina_movie は??とフォロワーは若干混乱するも、どうやら、キャンペーンに関してのみ #神樂龍平 を使用するもよう。
2013年1月18日(金) :
そうこう言ううちに、ハッシュタグを #プラチナデータ に変更宣言!
2011/7/13 から、アルファベットと数字しか使用できなかったTwitterのハッシュタグが、日本語ハッシュタグも可能になっています。 某・伝説のアカウントを見習って、ハッシュタグ #platina_movie を宣言したものの、やはり、2013年の今日では、ソーシャルエンタメ的にも日本語ハッシュタグの使用が主流であることから抗えないということでしょうか。
おそらく検索してみたら、世間では #platina_movie を指定したツイートは思いのほか少なく、#プラチナデータ を指定したツイートのほうが圧倒的に多かったのでしょう。
確かに、140文字という制限のあるTwitterでは、多くの文字数をとってしまうアルファベットのタグよりは、少ない文字で多くを語れる日本語タグのほうが使い勝手がよいですし。
#platina_movie:14文字
#プラチナデータ:8文字
このように比べてみても、#プラチナデータ のほうがわかりやすいですしね。
こうして、ハッシュタグ #platina_movie は、ほぼ公式的には使用されることなく変更されてしまったのですが、不思議なことに 2013/3/22 に一度だけ #platina_movie 付きのツイートが公式から発せられました。 なぜ、この時 #platina_movie 付与のツイートがなされたのか、映画「プラチナデータ」公式アカウント、中の人のみぞ知る謎です。
Twitterでは、ハッシュタグは「検索機能を利用し、発言のグループ化を行う際のキーワード」となるものです。 ツイートをする場合は、わざわざハッシュタグを付けなくても、勝手に呟けばいいのです。フォロワーさんにだけわかればいいツイートや、自分にだけわかればいいツイートであればハッシュタグを指定する必要はないのに、人々があえて、ハッシュタグを指定してツイートする理由としては、自分はそのグループ(コミュニティ)に参加したい!参加しますよ!と宣言することに他なりません。
ソーシャルエンタメ的には、ハッシュタグは、単なる検索ワードの意味合いだけでなく、言わば、「コミュニティを形成し、また、コミュニティーに入るための鍵(キー)となるもの」です。
なので、公式アカウントとしては、ソーシャルエンタメ的コミュニティを最大限に活用したいと思うのであれば、ハッシュタグは大切に扱ったほうがいいですよ、ツイートするときはせめて自分の宣言したハッシュタグを使用しましょうよ、ってことになります。
それにしても、二宮さんの「プラチナデータっ」と言う囁きは、ぞくっときましたよね。 監督も演出家も予想もしなかった囁きだったという記事を見た記憶があります。
よく、アイドルが役者をやるのって演技力的にどうなの、的な話がされたりもしますが、自分がどういう表情をし、どういうことを言うと、何万人もの人たちがどんな反応をするか、体で知っているアイドルは、監督や演出家が考える演出とはまったく違った観点・次元での演技が、きっと経験的・本能的にできるのでしょう。 もちろんそれだけではありませんが、アイドルの演技、大いにアリ!です。
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Linda Wollman (水曜日, 01 2月 2017 15:21)
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Ashlyn Sipe (金曜日, 03 2月 2017 09:52)
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