Case File#4 嵐の記録は嵐が塗り替える「弱くても勝てます」【1】

ソーシャルエンタメ的事例の第四回目、Case File#4として取り上げるのは、2014年6月21日(土)に最終回を迎えた「弱くても勝てます」について

 

Case File#3では、嵐の松本潤さん主演「失恋ショコラティエ」が「嵐パワー・あま ちゃんパワー・サエコパワーで ドラマ公式 Twitterアカウントのフォロワー数が10万越え」というソーシャルエンタメとしての記録的初快挙だったことをご紹介しましたが、4月~6月のクールで早くも記録更新です。「嵐が作った記録は嵐が塗り替える」と申しましょうか、あるいは「嵐パワー・あま ちゃんパワーの底力」と申しましょうか。視聴率的にはあまりよい記録を残せなかったといわれてしまっている、嵐の二宮和也さん主演 土9 の 「弱くても勝てます」が、ソーシャルエンタメ的には圧倒的な勝ちぶりです。この他を寄せ付けないほどの圧巻な勝ちっぷりについて解説します。

 

「弱くても勝てます」の公式Twitterアカウント 「【公式】ドラマ『弱くても勝てます』@katemasu 」 は 2014年1月25日(土)に開設されました。個人的なメモによると、2日後の 1月27日(月)には 32566フォロワー、2月13日(木) には 46229フォロワーと順調にフォロワー数を増やし、放送開始日前日の 4月11日(金) に、早くも10万フォロワーを超えたのでした。

 

弱くても勝てます Twitterアカウント フォロワー数 10万越え (2014/4/11)
弱くても勝てます Twitterアカウント フォロワー数 10万越え (2014/4/11)

 

 2014/1/25 から 4/11 の76日間で10万ですので、一日当たり平均1316フォロワーという記録です。「失恋ショコラティエ」と比べてみましょう。早い段階での10万フォロワー達成が分かると思います。

 

失恋ショコラティエ」:

  • 最終回放送3日前、期間110日で10万達成、
  • 一日当たり平均909フォロワー

弱くても勝てます」:

  • 初回放送1日前、期間76日で10万達成、
  • 一日当たり平均1316フォロワー

 

「弱くても勝てます」は、2014/1/25 という前クールの比較的早い段階からアカウントの開設を行い、10万フォロワーを達成するまでの期間が、「失恋ショコラティエ」に比べるとおよそ一か月(正確には34日)も早くなっています。 

 

参考のため、記録が残っているフォロワー数のデータから、それぞれのフォロワー数の推移のグラフを作ってみました。いかがでしょう。「弱くても勝てます」のフォロワー数の立ち上がりの速さや、10万フォロワーをはるかに超える勢いが分かっていただけるるでしょうか。

「失恋ショコラティエ」フォロワー数推移のグラフ
「失恋ショコラティエ」フォロワー数推移
「弱くても勝てます」フォロワー数推移のグラフ
「失恋ショコラティエ」フォロワー数推移

ついでに、両者のグラフを合わせたグラフも作ってみました。こちらのグラフのほうが比較がわかりやすいかも。データが足りずに線の切れているところがありますが、このあたりは心の目で線をつなげて見てくださいね。

「失恋ショコラティエ」弱くても勝てます」フォロワー数推移のグラフ
「失恋ショコラティエ」弱くても勝てます」フォロワー数推移

前クールで記録的初快挙であった「失恋ショコラティエ」に比べても、「弱くても勝てます」のフォロワー数は尋常じゃないくらい立ち上がりが早く、その後の伸びも最終回までコンスタントに順調です。最終的には、最終回放送翌日の 2014年6月22日早朝4時19分ころ136,131 フォロワーに達しました。その後少しずつフォロワー数が減っていったので 13万6千台という数値がフォロワー数のピークと思われます。

 

アカウント開設直後にフォロワー数が一気に増加したのは、放送前からドラマの期待度・関心度が高かったということの現れでしょう。その後の伸びが順調なのも、関心度が順調に拡散されていたと推測されます。

 

おそらく1クール物のドラマのTwitter公式アカウントで、「弱くても勝てます」の記録を超えるものはしばらくは出ないのではないかな。やはり、ソーシャルエンタメ的に、嵐パワーとあまちゃんパワーは最強の組み合わせですね。

 

さてそれでは、4月~6月クールのほかのドラマはどうだったのでしょう。。。

 

次回は恒例の、2014年4月~6月 TVドラマ ソーシャルエンタメ的ランキングをお送りします。

Case File#4 嵐の記録は嵐が塗り替える「弱くても勝てます」【2】 に続く。

 

それにしても、このドラマ、珍しい苗字や名前の登場人物が多かったですよね。個人的には、他には聞いたことがなくほとんどいないのでは?と思っていた高校の友人の苗字が普通に連呼されていて、やたら高校時代を懐かしく思い出させるドラマでした ^^